マンションとアパート
マンションとアパートは、構造と階数の違いで決められています。
木造や軽量鉄骨造の2階建はアパート、重量鉄骨造や鉄筋コンクリート造で3階建以上の階数はマンションとされています。
しかし、マンションとアパートの違いには明確な定義はありません。
そのため、3階建てでもアパートと呼ぶこともあり、コーポなどと呼ばれている物件もあります。
アパートの場合、ある程度上下や左右の部屋の物音は聞こえる覚悟をしときましょう。
もちろん、なるべく音は聞こえないほうがいいのですが、賃貸アパートで隣の部屋の音が聞こえないことはまずありえないでしょう。
マンションの場合は、アパートと比べれば、防音効果が高い傾向にあります。
それでも、特別なマンション以外は全く聞こえないということはなく、物音などはある程度聞こえてきます。
どうしても、マンションやアパートの防音効果が気になる人は、物件を借りる前に夕方の遅い時間や休日など隣の部屋に人がいる時間帯を見計らって見に行ってみることをオススメします。
実際にどの程度の物音が聞こえてくるのかを知り、気にならない程度かどうか検討しましょう。
賃貸マンションのほとんどは重量鉄骨のため、天井に鉄骨の入った梁が出ていることが多いです。
軽量鉄骨や木造のプレハブの場合が多い賃貸アパートは、天井の高さはどの部屋もほとんど同じですが、賃貸マンションの場合は、部屋の高さが梁の出ている部分では、20センチから30センチほど低くなっていることもめずらしくありません。
そのため、賃貸マンションを借りる時には、事前に部屋の寸法を測っておき、後で家具が入らないといったようなトラブルを防ぐようにしておくといいでしょう。
賃貸物件を借りる時には、部屋の向きも重要なポイントになってきます。
日当たりが良い物件を望む人も多いと思うので、南向きの部屋を好むと思います。
しかし、南向きの部屋は日当たりが良い分、夏の暑さが厳しくなります。
反対に北向きの部屋では、冬の寒さが一層強くなります。
また、アパートやマンションの角部屋は人気の傾向にあります。
プライバシーが気にならなかったり、窓が一つ多い分、部屋が明るくなったりするからです。
しかし、冬場が外気温の影響を受けやすいため、一層寒さが見にしみるでしょう。
そのため保温効果や暖房費の節約を考えるならば、角部屋よりも、上下左右が囲まれた部屋をオススメします。
周囲の部屋も暖かくする分、自身の部屋の室温も逃げにくいです。